久々にヤバイ居酒屋に行った


izakaya

久々にヤバイ居酒屋に行ったのでそのレポートです。
 
場所は新宿歌舞伎町。
もうこの時点で優良店率は50%くらいに落ちましたね。
 
この街で適当に店をチョイスして良かったことは一度もありません。
 
特に街頭でのキャッチ。
最近ではテレビで特集されることもあるので、被害に遭う人は減ってきていると思いますが、店を選ぶのが面倒な時はついつい耳を傾けてしまったりする人もまだ多いはず。
 
そういう人が多いからあの悪どい商法が成り立ってると思うのですが…
 
僕が遭遇したのはもう10年近くになります。当時から街頭キャッチがヤバイのは知ってましたが、男2人だし安いって言ってるし、冒険も兼ねてホイホイと付いて行ってみることにしました。
 
すると、これがまー酷い。
場所は歌舞伎町のど真ん中。
1階は風俗案内所で3階は風俗店。
そんなビルの2階にある、明らかにキャバクラを再利用した、赤いソファーとシャンデリアの内装でした。
壁やソファーはボロボロです。
 
元がキャバクラなのでテーブルが低く、ソファー側でない客は小さな丸椅子に座らされます。
 
店員は頭の悪そうな若いお兄ちゃんで、文化祭よりもレベルの低い接客だったことを記憶してます。
 
お酒こそ約束通り1000円で飲み放題なのですが、必ず1人2品頼まなければいけないという定番ルールの中、メニューを見るとポテトフライ(冷凍)800円が最安値。
 
その他は1000円以上します。
 
はじめに料理を含んだ飲み放題コース2時間が3000円と案内されたのですが、そこまで食べる予定もなかったので飲み物だけのコースにしたのが間違いで、結局客単価は変わらないように出来ているみたいです。
 
しかも、飲んでる途中で団体が来るから移動しろだのなんだので狭い店内を2回ほど移動させられました。
 
流石にこれは無理だと思い、飲んだビール代1杯分払うから帰りたいと交渉したのですが決裂。
あまり文句を言うとやばそうなお店でもあったので、勉強代としてポテトフライ4品(1人2品×2人分)と飲み放題料金1000円を払い料理にはほとんど手を付けず30分ほどで店を出ることなりました。
 
この痛い思いをしてから、歌舞伎町の居酒屋にはチェーンもしくは知っている店以外には近づかなくなったのです。
 
 
さて、過去の体験談が長くなってしまいましたが今回のお話です。
 
前述のように、こちらには過去の経験があるので無難にチェーン店で飲むと決めていました。
 
しかし、いざチェーン店を前にすると、ちょっと味気なく感じてしまったんですね。
せっかく集まるのに、チェーンもどうなんだろう?・・・と。
 
そこで出るのは10年間にはなかった近代情報兵器のiPhoneです。
 
あまりじっくり調べている時間もなかったのですが、感じのよさそうな店を発見しました。
 
モダンな作りの店内で、客席は個室、新鮮な素材を使った創作和食、多店舗展開もしています。
値段も激安ではないので、さすがに「最低」と言うことはないだろう・・・と向かったわけですが・・・
 
入店してすぐに直感で「あ、やばいな」と思いましたね。
 
まず、平日とは言え歌舞伎町のど真ん中で客が1~2組しか入っていません。
 
それに全然個室じゃないです。
隣の席とはすだれのようなもので区切られているだけの偽個室です。
 
内装も全然和モダンではなく、ごく一般的な居酒屋です。
薄暗さのせいで、むしろちょっと汚い感じさえします。
 
値段もサイトに載っていた物より高くなってます。
そして少ないです。
 
満場一致で早めに出ることを決めたので、最低限のメニューを注文したのですが、これがまたビックリです。
 
出汁巻き卵は完全にコンビニの弁当に入ってる真四角のやつでした。
全然出汁で巻いてません。
 
「熱イカラ気ヲツケテクダサイネ!」
 
って、確かに異常な熱さなのに焦げ目もなくしっかりとした四角形を保っています。
これは見事な技術です!
 
焼き鳥5本盛り合わせも、何の肉かよく分からん感じの粒がギュッと連結して棒に刺さったものが来ました。
 
なるほど!僕はあまり詳しくないですが、これが産地直送の薩摩地鶏なんですね!!!
思ったよりも小ぶりで、味が濃縮されているのかな?
 
飲み物も人によって量がまちまちです。
しかも全然混ざってません。
 
ビッグマンとハイサワーが全然混ざっていませんよ!!!!
 
当然ポテトフライも、熱々なのに揚がった様子がなく、マクドナルドのSくらいの量でした・・・
 
その後も何度か飲み物の催促に来ましたが、危険を感じて自主的にオーダーストップしたので被害額は1人1500円くらいで済みました。
 
その後は逃げるようにチェーン店に飛び込んだのですが、まぁ落ち着くこと。
そのチェーンも飛びぬけて良い店というわけではないですが、前の店が店だけに非常にゆっくり出来ました。
 
帰宅後いろいろ調べたところ、なんと街頭で勧誘をしている店と判明しました。 
なるほど・・・今回は、キャッチにこそ付いていかなかったけど、自ら選んで飛び込んだと言うわけですね。
 
 
ある程度知った仲間での飲み会だったので、その店の話題で盛り上がったりもしましたが、もしキャッチフレーズや店内の写真に釣られて、ここ一番のデートや友達の誕生日会でチョイスしてしまっていたとしたらと思うとゾッとしますね。
 
これから忘年会の季節になりますので、みなさんもお店選びは慎重に!
 
 
個人的な地雷店の見分け方リスト
 
・スタイリッシュな内装が売り
・水槽がある
・店内の照明が全体的に青い
・店内写真なのに料理ばかりが載っている
・店内写真がよく見ると同じ席の別角度ばかり
・海老せん、ポテトフライ、ポップコーン 3種の神器
・アボカドって言っておけば良いと思ってるメニュー陣
 
とりあえず、この辺に気をつけてグルメサイトを見てみてください。
レビューもしっかり見ておくべきですね。
「隣の客がうるさかった」という可哀想な理由で点数が下がってたりと、あまり信憑性のないものもありますが・・・
 
とは言え、あまり警戒しすぎても隠れ家的な名店を思わず発見!なんて楽しみも無くなってしまうので、そこはバランスと嗅覚で選んでみてください!
 
dragon様のひとこと
イラシャイマセー

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