【3DS】ゼルダの伝説 神々のトライフォース2


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ゼルダの新作が久々に画面見下ろしタイプで登場!

しかもあのスーパーファミコン「神々のトライフォース」の続編と聞いたら、おじさんとお兄さんの中間世代は食いつかないわけがありません。

単なるリメイクでは無く、前作から数百年後の世界を舞台にした新しいお話。

マップや登場人物も過去作を匂わせ、当時の記憶が甦ります。
お馴染みのフィールド音楽は健在ですが、すれ違いバトルの対戦においては「リンクの冒険」の音楽を使用するなど、オールドファンには嬉しい要素も。

また、見下ろし型でマップが固定なので3D表示にしても目が疲れないのが良いところ。
ダンジョンによっては高低差を感じさせるものもあるので、今回は3D機能ONをメインに進めてみました。

本作の最大のウリである”画になって壁の中を歩く”というシステムが非常に斬新で、単純な2Dマップに幅を持たせ、謎解きにおいて新たなる”アハ体験”を感じさせる要素となっています。
操作性もよく、ゲームにおける”気持ち良さ”の追及はさすがです。

ただ、その気持ち良さの追求が裏目に出てしまっているというか、全体的に難易度が低くサクサク進み過ぎるという欠点があります。

移動に関しては一度訪れた主要ポイントにはすぐにワープできるし、ダンジョンもあまり広くないので仕掛けもそれほど複雑ではありません。ボスも弱く、神トラ1では多用したクスリも、本作ではほとんどお世話になる事はありませんでした。

そんな中でも一番残念だったのが、マンネリからの脱却を考え今作から導入されたアイテムレンタルシステム。

あんな格安で、しかもいくつでも持ち込んでいいならみんな最初から全部レンタルしちゃうと思うんですよ。

そのおかげで新しいダンジョンで大きな宝箱を開ける時に感じる「何が入っているんだろう」というワクワク感が一切無くなってしまいました。
そこってゼルダの一番の魅力で削っちゃいけないところだったのでは?

ダンジョンのマップも入った瞬間から表示されているので、地図を手に入れるまでの手探り感が無くなりました。

最初に書いたように、とにかくゲームはサクサク進みます。
これはお手軽なスマホゲームが主流になりつつある時代のニーズにはあっているような気もしますが、じっくりと時間をかけて攻略するゲームが減ってきているという悲しい事でもあります。

実際に、お正月休みはゼルダ漬けだと思っていたのですが、早々に全アイテム・ハートのかけらコンプでクリアしてしまいました。
クリア後のオマケ要素でハードモードが選べるのですが、敵が強くなるだけでやる事は全く一緒なので、ひとまずはこれで終わりかな。

良くも悪くも現代風に進化したゼルダ。
難しいゲームを好まない若い世代、プライベートな時間が少なくなってきた懐かしみ世代、どちらの世代にもマッチしているという意味では
非常に良いゲームだと思います。

ゲーマーとしてはちょっと残念かなぁ。

dragon様のひとこと
最初の2時間くらいは「神ゲー!凄い!」って言ってたよな。

 

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