マザー牧場でバンジージャンプを体験してきた!
せっかくの機会なんで体験してみたい!30%
別に絶叫系好きでもないのに何で高いお金払って自ら恐怖を味わう必要があるのか!70%
あのそびえ立つ鉄塔を見る度に、この2つの思いが頭の中で天秤にかかっていました。
同行者「飛びなよ」
俺「いやー・・・でもねぇ」
同行者「やってみなよ」
俺「よし!やるか!・・・やる?・・・の?俺が?」
こんな問答をしばらく続けながら、とりあえず鉄塔の下まで行って注意事項とか眺めてました。
こういうことをしている時点で”飛びたくない感”満載です。
飛ぶ気があるなら、さっさと会計を済ませて鉄塔を登っていることでしょう。
思った程でもないような、真下から見上げるとヤバイような・・・・
この「ハッキリしろよ!」な状態がしばらく続いたあと、僕は意を決しました。
特に何かがトリガーになったわけではないんですが、なんかこれを飛んだら「現状を打破する力」というか、「窮地に立たされた時に1歩前に飛び出せる力」が付くんじゃないかって、急にバンジーに対してのポジティブ思考が生まれたんです。
「やります!」と係の人に告げ、持ち物やメガネは全て預け、ハーネスを装着してもらいました。
ここまで来たら後に引くことはできません。ここからは勇ましく頂上を目指し歩みを進め・・・たいところなのですが、階段を1段ずつ上がる度に心臓が爆発しそうなほど鼓動が高まっています。
なんだか頭も痛くなってきました。うまく酸素が取り込めてないのでしょうか。
鉄塔自体もスカスカで、この後飛ぶことが待ち構えていなかったとしても、なんだかあまり登りたくない構造です。
(実際には十分安全な設計なんでしょうけど!)
ようやく頂上に辿り着いた時、僕の頭の中には1つの答えが出ていました。
「あ、これ無理っす」
だってね、もうすごく高いよこれ!
下から見てるのとレベルが違うよ!
足元の隙間から下見てるだけでもダメだって!
下でモジモジしてる時にジャンプする人を何人か見ましたが、皆さん躊躇することなく飛んでいました。
上に来て、時間稼ぎしてる人なんて誰もいません。
でもね、もう恥ずかしいとか言ってられない。
すごく高いもの!
高さ21メートル、ビル7階相当って!俺が住んでるのは2階だよ!!!
ごめんね、俺は意気地なしだよ。
すいません、やめます・・・
って、あれーーーーーーーー!
心の中では決意してたのに・・・気がついたらもういろんなもの付けられて先端に立ってました。
「うわぁ・・・やべぇ・・・」って感じが写真からも伝わってくると思います。
この時、お姉さんにいっぱい話しかけました。
なんとか動揺を他のところに分散したかったんでしょうね。
でも、そういう人が多いからなのかお姉さんはすごく淡白です。
もう面倒臭いんでしょうね。
あんまりキャッチボールしてくれません。
ここまで来たらもう飛ぶしか無いんですが、さすがに2、3分躊躇しました。
ジェットコースターやフリーフォールみたいに乗っていれば勝手に進んでくれるのとはレベルが違います。
バンジーと乗り物アトラクションの一番の違いはここにあると思います。
さぁ、どうしましょう。1歩がどうしても前に出ません。
相変わらずお姉さんに対してなのか、ひとり言なのか、とにかく喋る俺。
俺「うわ!高っ!!これ考えてたらヤバイっすね!!!!!」
お姉さん「ですねー、かんがえてるとどんどんこわくなりますよー(感情なし)」
この瞬間に、決意しました。
これは行かないとダメだ・・・なんかここにいいたらいろいろダメだ。
というわけで、決意を決めた瞬間の合図”手を首の後で組んで”、いよいよカウントスタート
3
2
1
バンジー
ひょーーーーーーー!
もう既に手は後ろに無いですが
ビヨーーン
びよーーーん
生還
いやー、すごい体験でした。
前にも書きましたが、1歩足を踏み出してしまえば後はゴムにぶら下がってるだけなので大丈夫なんです。
本当にこのアトラクションの一番の恐怖は飛び降りる瞬間が全てです。
自分の力で1歩前に飛び出す。
これがどれだけ強い意志を必要とするか。
人間は大小を問わず、何かを乗り越えて一歩前に進まなくては行けない状況ってあると思うんです。
その一歩が・・・あ、こういうのは要らないですね。
とにかく、見てるだけでは絶対に分からないこの体験。
本当に怖いですが、一度飛んでしまえば何かが吹っ切れたような清々しい気分でした。
ゴネてやめなくて良かったです。
簡単に出来るものではないですが、話のネタが増えるという意味でも世界が広がるのでおすすめ!
キャラに似合わずよく飛んだ!
コメント
僕も9月7日に行います。
2014年9月1日 10:05 PM| 小野田 裕
>小野田さん
予想以上に怖いと思いますが、意を決して飛べば何かが変わります!頑張ってください!
2014年9月3日 1:31 AM| dragon3000
コメントフィード
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