「いとしのムーコ」 みずしな 孝之
今日は、皆さんに今一押しの漫画「いとしのムーコ」をご紹介したいと思います。
僕のおススメでありながら、今回は殺し合いが起きたりモンスターが出てきたりしません!
1匹の犬と飼い主の日常を描いたほのぼのとした作品なんです。
そもそも、この漫画を知ったのは連載当初から目を付けていたとかいう通っぽいものでもなんでもなくて、つい最近深夜アニメの間にやっていた「イブニング」のCMでした。
おはなつやつや!いとしのムーコも連載中!
このフレーズと柴犬のイラストが何故か頭に残ってしまい、Amazonで調べてみると高評価。
あまり詳細を調べずに、現在出ている3巻をまとめて買ってみました。
何を買うにもレビューやら評判を気にするこの僕が内容も良く分からずいきなり3巻も買うのはかなり冒険だったのですが・・・これが大正解!
とても面白くて素敵な作品に出会えました。
主人公はガラス工房を営む「こまつさん」が飼っている柴犬のムーコ。
この二人のやり取りがメインとなって話が進みます。
当然ですが、ムーコは柴犬なので言葉が話せません。
冒頭にも書きましたが派手な漫画ではないので、ムーコとこまつさんが意思疎通できるとかそういうファンタジー要素もありません。
技術的な話をすると、ムーコの台詞は全て吹き出しではなく手書きの文字で書かれています。
つまりこれはムーコの考えていることで、実際に飼い主には「ワンワン」としか聞こえてない様子を表しています。
こまつさんが大好きなムーコは、ご飯が食べたかったり遊んで欲しかったり散歩に行きたかったり何かを発見したり、とにかくかまって欲しくて様々なことを要求するのですがこまつさんには何のことか分かりません。
そんな二人の噛み合わない毎日がなんとも可笑しくてほのぼのとします。
犬を飼ったことのある人・飼っている人は「うちの犬もこういうこと考えてるのかな?」なんて思うとニヤニヤしてしまいます。
タオルを引っ張ったり一人でボールで遊んだり、ちょっとした仕草もとてもかわいらしく描かれています。
犬を飼った人にしか分からない面白さもあるのですが、ギャグ漫画としても構成や間の取り方が非常にうまく、単なる”動物日常漫画”に収まらないスパイスとなっています。
四季の描き方も素晴らしく、作品から様々な季節を感じることも出来ます。
この記事を読んでちょっとでも「気になる!」って思ったら、それはもう全巻まとめて買っちゃってもいいと思います。
それくらい自信を持っておススメします!
ちなみに、この作品に出てくるガラス工房、こまつさん、ムーコ・・・全て実在します。
多少の脚色や設定の違いはあるようですが、ガラス工房の概観もそのままだしムーコはツイッターもやっています(笑)
いつか訪問して、ガラス作りを体験をしつつムーコに会いに行こうと画策中・・・
柴犬飼いたいけど、抜け毛が半端ないんだってね
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