【PS Vita】討鬼伝
発売以降、イマイチ波に乗れてない感満載のVITAさん。
うちでもすっかりポーチに大切に納められ、ホコリをかぶっておりました。
そんな中、ソニーが満を持して取り組んだ「狩りゲー」ラッシュ!
「共闘」をテーマに、次から次へと似たようなゲームが発表されました。
その大本命になるのはずだったのが、この「討鬼伝」。
・コーエーテクモならではの和の世界観
・鬼の手足を切断する部位破壊
・素材を集めて新たな武器防具を作るシステム
狩りゲーの基本をしっかりと押さえた感じで、なかなか期待できそうです。
ありがたい事に体験版を配信してくれたので、早速プレイしてみたところ・・・
あ、これヤバイやつですね。
もう今となっては記憶に無くなるぐらい「これは無いわ」と一撃で思わせるようなクソっぷりでした。
とにかく、何もかもが中途半端。
無双シリーズの爽快感があるかと思えば、敵は堅い。
軽快なアクションかと思えばモッサリ。
「ユーザーの声をフィードバックする」という名目の体験版でしたが、これはもう目も当てられないという事で、僕の中の購入リストからはすっかり消え去っていました。
そして迎える発売日前日。
そう言えば明日発売だったな、あれはどんな悲惨な事になっているのかな・・・と思いながら某掲示板を覗いてみたところ、予想に反した盛り上がり!
あれ?体験版の時はあんなにボロカス言ってたのに、なんでこんなに賑わっているんだろう?
いろいろ読んでみると、何やらあの衝撃的な体験版に寄せられたユーザーの意見を反映し、いろいろとブラッシュアップされているとのこと。
更には製品版に引き継ぎ可能な、ゲームの序盤がプレイできる体験版2も配信されたらしい。
クソゲー認定後はすっかり興味を失っていたので、全くノーチェックでした。
さて、あの体験版からどこまで変わったのか、半信半疑で最新のバージョンをプレイしてみたところ・・・
あれ?
あれ?
なんか、面白くなってるよこれ!
操作性は良くなってるし、アクションも気持ちいい。
そして何より、部位破壊が楽しい!
前回はあんまりよく見てなかったんだけど、グラフィックもかなり綺麗!
(それまでヴァルハラナイツやってたのもあると思うけど・・・)
とにかく、最初にプレイした印象とまるで変わっていたことに驚きを隠せず、関わる人たちの本気を見た気がしました。
ビートたけしの「振り子理論」じゃないですが、一度「クソゲー」に振れたものが「良ゲー」に振れると、それはもう凄い面白いものをやっているような気がするんです。(いや、実際に面白いんですけどね)
むしろ、これを狙って開発もダメな物をまず体験版として出したんじゃないかと疑うほどに。
もちろん、翌日の発売日にはゲームショップに走りましたよ(笑)
それからというもの、とにかくのめり込みました。
久々に友達とも時間を見つけてはオンラインで共闘!
モンハンの「深み」の部分をうまい事削り取って、ライトに楽しめる新しい「狩りゲー」の誕生に立ち会った気がしました。
ライトになったとは言っても「ミタマシステム」等の考える要素も入っていて、武器による立ち回りに加えてミタマによる戦略もプラスされるのでやり甲斐もあります。
また、この手のゲームにしては比較的優秀なNPCや1人でも楽しめるゲームバランスになっているので、無理に友達を集めなくても進められるところも良かったですね。
これがシリーズ1作目とは思えない完成度からも、開発の人たちは相当他社製品を研究したんだろうな・・・という思いは凄く伝わってきたし、発売後のサポートも素晴らしく「こうだったらプレイしやすいのに」という意見に対してのアップデートの早さには感動すら覚えました。
ただ1作目ならではの粗もあり、特に「部位破壊」をテーマにしているにもかかわらず潜ったり飛んだりして攻撃の出来ない状態で時間稼ぎをする敵に関しては、再考をお願いしたいところ。
既にブームは去ってしまいましたが、次回作が出たら是非購入したいと思います。
ちなみに武器は定番の太刀で始めたものの、高所の部位破壊が出来ない事にイライラして鎖鎌のトリッキー路線に変更。
しかし火力の弱さがキツくなってきたので最終的には部位破壊を無視して手甲でゴリ押す戦法に落ち着きました。
髪型まで決めてキャラメイクしたのに兜をかぶって台無し
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